『ハリックア』のパワーストーン

特別な力が宿るとされる天然石「パワーストーン」。「パワーストーン」といえば今までは、水晶、ヒスイ、アメジストぐらいしか思い浮かばなかったが、それ以外にも「パワーストーン」にはさまざまな種類があるのだということを改めて知った。
「カルセドニー」は非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種であり、宝石のカルセドニー、クリソプレーズ、モスアゲート、ジャスパー、サードなどの総称として使われているという。中でもクリソプレーズ「希望の人」のエメラルドグリーンの鮮やかさが印象的で、まさに気持ちを前向きにさせてくれるように感じた。
「翡翠」は2000年を超える昔から世界中で採掘・加工されてきたものであり、最も古い歴史をもつのは中国で、古代の宗教儀式に使われ、あるいは高位や権威の象徴とされていたという。コロンブスが発見する以前のアメリカでは、金より翡翠の方が高い価値があったくらいだというから驚きである。結晶は、粒状や肌目の細かい繊維状が絡まりあった集合体であり、光に透かすとまるで大地を流れる水脈に光が射しているかのような美しさを見ることができることがあるとのこと。グリーン翡翠は「笑みをたたえた聖人」であり、一生かけてでも教えを請いたい師である。クリソプレーズ同様、グリーンがとても鮮やかで、心を落ち着かせる効果があるように思う。
「オパール」は「宝石」を意味するインドの言葉に由来し、大きく分けると、遊色効果のあるプレシャス・オパール。イエロー～レッドのファイア・オパール、そして不透明ながら乳白色で優しい色合いの多いコモンオパールである。ピンクオパールから受ける印象はいわゆる「ピンク＝恋愛」を想像させるが、ピンクオパールは人に愛されることや注目を集めることへの恐れを取り払ってくれ、また自分からも力むことなく人に働きかけ、そんな自分を楽しめるようになるという。身につけることで素直な自分を出せるようになり、人からより愛されるようになるのではないだろうか。
「水晶」には、極小の結晶、針状の結晶、雲状の濁り、虹彩を作りだす内部のクラックなどが含まれ、雲母の小片やヘマタイトの薄片を内包するものも多く、光を当てて動かすとそれがキラキラと輝く。アメジストは和名である「紫水晶」の名の通り、水晶（クォーツ）の仲間であるという。アメジストは平静さもたらすパワーが強く、アメジストで作られたグラスでお酒を飲むと悪酔いしないといわれるほどの効果があり、また目指す道にフォーカスすることや集中力、決断力も備わるようになったり、ネガティブなエネルギーをポジティブなものへと昇華させることを容易にしたりしてくれるという。アメジストの美しい透き通った紫色をみると確かにそのような力があるのではないかと実感させられる。
「アクアマリン」はエメラルドと同じベリル（緑柱石）の仲間であり、その名前の由来であるラテン語の水（アクア)と海（マリン）が意味する通り、まさに海の水の意識が結晶となった石と言える。その名の由来通り、澄んだ海を思わせる水色が心を落ち着かせ、幸せや癒し効果を与えてくれるように思う。
「クリスタルクォーツ」は和名で「水晶」と呼ばれ、その種類と使い道の多さは他の追随を許さないほどである。要約するならばコンピューターよりも洗練された機能で情報を記録/抽出し、エネルギーを通す銅線となって受信/送信/増幅することを可能にします。また「記録」にアクセスするのを容易にする。神秘的な趣をもったパワーストーンの中で現代的な性格をもつこのクォーツを身に付けることにより、確実に願いを叶えるエネルギーを与えてくれるような印象を受ける。
「ルチルクォーツ」は、クォーツの中に針状物質がインクルージョン（内包）されたものを指す。透明な中に内包される針状物質をみると、確かに光や雷のような力強いエネルギーが感じられ、大きなパワーを与えてくれるように思う。
「ローズクォーツ」は、胸の中心にあるハートに呼応する石です。ありのままの自分を許し愛することを教えてくれるという。その形から見ても確かに「愛」をイメージさせる感じを受ける。
「レモンクォーツ」のレモン色の色彩は、クォーツ（水晶）の生成過程でサルファー（硫黄成分）が混入したことにより色づいている。そのため原石をこすったり、削ることにより微かに硫黄の香りがしてくるとのこと。硫黄がもつ温泉効果同様に肉体的に日頃の疲れが溜まった時などにも優れた浄化作用が働き、持ち主を元気づけてくれるとのこと。温泉から昇る湯気のように、自らをを高みに昇らせてくれる、レベルアップさせてくれるような印象を受けた。
「ラピスラズリ」ラピスラズリの名は、石を意味するlapisと青を意味するlazuwardに由来している。名前の由来通りとても鮮やかなブルーが印象的。宇宙を思わせるブルーが、たとえ広大な宇宙に放り出されても自分の方向性を見失わない強い意志を与えてくれるのではないだろうか。